海外ロケ地巡り① ベネチア(ベニス) 「ムーンレイカー」「カジノロワイヤル」
1997年に出張で行った時のもの。
ここはヴェネチアで最も有名な「サン・マルコ広場」。
奥に見えているのはサン・マルコ寺院の鐘楼。500本の大理石の柱とゴールドのモザイクは圧巻。
「ムーンレイカー」と「カジノロワイヤル」の撮影でここが使われた。
同じく「サン・マルコ広場」の別の位置から。
「ムーンレイカー」でロジャー・ムーアがホバークラフト機能付きのゴンドラで、鳩を蹴散らしながらこの広場を走った。
また手前左側にあるモール内は、「カジノロワイヤル」の最後でエヴァ・グリーン扮するヴェスパー・リンドをダニエル・クレイグのボンドが尾行するシーンに使われた。
水の都ベニスといえば運河とゴンドラ。
まるで水上迷路のよう。
横にあるゴンドラは、モーターやホバークラフト機能がないノーマル仕様。
ここらへんのヒューゴ・ドラックスの研究所で神経ガスが製造されていた(笑)
(剣道の防具を着た小さな東洋人はいなかった・・・)
また、「カジノロワイヤル」では、クライマックスで建物が水没するシーンが印象に残っている。
現地情報で、夕食は水上バスに乗ってStaz. MARITTIMA のそばにある「TRATTORIA San BASIRIO」に行った。シーフード類が本当に絶品だった。1997年当時ここには日本からの観光客はほとんどおらず、「日本から来た」と言ったらオーナーが大喜びし最高にもてなしてくれた。
海外ロケ地巡り② 香港&マカオ 「黄金銃を持つ男」
香港(九龍)の繁華街。
「黄金銃を持つ男」で夜のネオン街をロジャー・ムーアのボンドが情報収集のために歩いていた。
映画内にある「NIKON」の看板はないかわりに「PENTAX」の前で妻のトレイシーと記念撮影。
九龍半島側の港にて、これからマカオ行きのフェリーに乗るところ。
奥に見えているのが香港島。
マカオは1974年公開の「黄金銃を持つ男」と、2102年公開の「スカイフォール」の舞台となった。
1972年に世界最大の客船「クイーン・エリザベス号」が香港の海上で改装中に炎上・転覆した。
「黄金銃を持つ男」では、転覆してひっくり返った「クイーン・エリザベス号」をMI-6が香港支部に使うという笑える演出。
また、ここの港「チャイナフェリー・ターミナル」からモード・アダムス扮するスカラマンガの情婦をロジャー・ムーアのボンドがフェリーに乗ってマカオまで尾行する。
マカオから九龍に帰るのフェリーの中。
マカオ⇔九龍間は約1時間ほど。一応、外国への出入国扱いとなるためパスポートが必要。
フェリーの船内も「黄金銃を持つ男」のワンシーンに出てきた。
マカオのカジノで稼いだ小遣いで、九龍でおいしいものでも食べようか・・・
海外ロケ地巡り③ バハマ 「サンダーボール作戦」 「カジノロワイヤル」
フロリダの南、そして社会主義国キューバのすぐ北に位置するカリブ海の夢の島「バハマ」。
「死ぬのは奴らだ」のロケ地であるニューオーリンズから、フラフラで今にも堕ちそうなプロペラの小型機に乗って着いた。
バハマは原作のボンドが最も愛した地。
フレミングの短編「ナッソーの夜」をはじめ、いくつかの作品でバハマ好きという描写がある。
「サンダーボール作戦」「ネバー・セイ・ネバー・アゲイン」「カジノロワイヤル」で美しいバハマがロケ地となっている。
この美しい海、透き通った空、そして有名なピンク・サンド・・・
とにかく感動で、ビーチで何日間もボーっとしていても全く飽きない。
私が滞在していた時は、日本人の観光客を島内で全く見なかった。
日本人は珍しがられ、たくさんの欧米人と友達になった。
バハマはアメリカやヨーロッパの成功したビジネスマンが、1ヶ月程度のバカンスをとって家族でのんびり過ごす場所。ちょこちょこ移動する日本人には合わない場所である。
私はここに5日間いたが、それでもまだまだ物足りなかった。
バハマやカリブ海のビーチで特徴的なのは、このような石造りのお洒落なバーが、かなり小さな島でも必ずあること。「ドクター・ノオ」(ジャマイカ)や「ネバー・セイ・ネバー・アゲイン」(バハマ)、「スカイフォール」(場所不明)で上の画像のようなバーが舞台となっていた。
日本のプレハブ作りの海の家とは対照的である。
もちろん日本のような紙コップではなく、お洒落なグラスでいろいろなカクテルが楽しめる。
私の後ろに座っているのは待ち合わせしていたクォレル Jr.(笑)
私はClub Med島に滞在したが、Paradise島には「One&Only Ocean Club」という豪華ホテルがある。
そう、「カジノロワイヤル」でボンドがカードをして美女と泊まった場所だ。
ここはかなりの富裕層が宿泊する場所である。